不動産相続と司法書士の関係を知りたい

不動産相続と司法書士と言うのは、深く関係があると言われています。なぜなら、不動産相続をする場合、所有権移転の登記をするわけですがいわゆる相続登記をするときに司法書士が出てくるからです。司法書士は、登記に関する資格を取得しており、これを行うプロと言っても良いでしょう。素人ではなかなか行うことができない登記を正確に行うことで、正確に所有権を移転させることができます。

不動産相続であれば、所有権を持っていたのは今まで自分の親だったかもしれませんが、親から子供に所有権を移転するわけです。それを第三者の対抗要件として示したものが不動産登記と言われるものになります。これがあれば、第三者が出てきてその土地は自分のものだと主張したとしても、登記簿に書かれている名前が正真正銘の所有者になりますので、第三者を排除することができます。基本的に、不動産と言うのは占有している事は所有の条件になりません。

一方お金などは、占有していることが所有の条件になるはずです。いくらお金を落としてしまっても、それを拾った人が自分のものだと言えば、特別な証拠がない限り拾った人のものになります。ところが不動産の場合は、占有しているだけでその人に所有権が映ると言うわけはないです。もしそれが本当に成立してしまったら、賃貸物件の所有者はそこに住んでいる人つまり借りている人になってしまいます。

司法書士と言うのは、第三者が出てきたときに対抗するための登記をしてくれると言う意味で、非常に重要になりますので、相続が発生した場合はしている司法書士がいない限りどこかの事務所を選ぶことが必要です。