大切な親族が残念ながらお亡くなりになり土地や建物などの不動産の相続が発生したものの、特に資産価値が無い場合をはじめ、忙しい毎日を過ごしている方は手続きを行うのが面倒だと感じ、そのまま放置していたという方も少なくありませんでした。そんな中で法改正が実施され、相続が発生した際には名義変更をして登記することが義務化され、もしも一定期間を過ぎても相続登記が行われなかった場合は、罰金刑が科せられると言う厳しいものになったことから事情は大きく変化しました。この背景には空き家問題があり、名義人が不明の物件が放置されることで景観や清潔感を損ねたり、倒壊することがあれば隣家に被害が及ぶ可能性が懸念されることから、その打開策として法改正が施行されました。しかし、相続が発生するのはある日突然であることが多く、何も準備をしていないところに大きな責任が与えられます。
手続きを行うのは専門知識のある方であっても煩雑であることから、何から手を付けたら良いのか分からないと言うケースもあります。そんな時におすすめなのが、行政書士やコンサルタントなどの専門家に相談するという方法です。義務化された相続登記を行うためにはどんな手続きが必要なのか、書類の書き方や提出方法について丁寧にアドバイスをしてくれるのをはじめ、お仕事が忙しい方の場合は委任状を提出することで相続登記をスタッフに代行してもらうことも可能です。相続登記の義務化をされた現在だからこそ法を遵守することが大切で、専門知識のある方に相談するのが一番です。